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メジャーリーグ・ロサンゼルスドジャースは、大谷翔平選手の通訳・水原一平氏の契約を終了したと発表しました。「水原氏に違法なスポーツ賭博で多額の借金があった」とアメリカメディアが報じています。ドジャースは水原氏に関する報道について、現在情報を収集しているとしています。
ロサンゼルスタイムズなどによりますと、水原氏が違法なスポーツ賭博に絡んで多額の負債を抱え、その支払いが大谷選手の銀行口座から行われていたとして、大谷選手の代理人弁護士が水原氏を告発しました。
水原氏の関与した金額は少なくとも450万ドル(日本円で約6億8000万円)に上るとされています。
報道を受けて代理人弁護士は、大谷選手が大規模な窃盗の被害にあったとして、この問題を当局に引き渡したとするコメントを出しました。
ESPNのインタビューで水原氏は当初、大谷選手にギャンブルの借金の肩代わりを頼んだと答えたといいます。これに大谷選手が同意した形で賭博に関するWEBサイトに自身でログインして、カリフォルニア州の賭博ブックメーカーに送金したとされていますが、20日になって「大谷選手は借金については知らない」と主張を変えたということです。
メジャーリーグの選手や職員は、野球賭博をすることは禁止されていて、水原氏の賭博の対象は、国際サッカーやバスケットボール・NBA、アメリカンフットボール・NFL、大学アメフトなどだったとみられます。
アメリカでのスポーツ賭博は、州によって対応が異なっていて、40州ほどでは合法です。ただ、カリフォルニア州では違法で、それにもかかわらず利用していたということになります。
水原氏の説明には食い違いが生じていて、背景や経緯の詳しいことはまだわかっていません。